初演	：	1892年12月6日（ロシア歴　西暦12月18日）
場所	：	St.ペテルブルグ・帝室マリインスキー劇場
振付	：	L.イワノフ（当初 M.プティパ）
美術	：	M.ボチャロフ、K.イワノフ
衣装	：	I.フォセヴォロジスキー、ポノマリョフ
台本	：	M.プティパ、I.フォセヴォロジスキー
指揮	：	リッカルド・ドリゴ
主演	：	くるみ割り人形：セルゲイ・レガート 金平糖の精：アントニエッタ・デリエラ コクルーシュ王子：パーヴェル・ゲルト クララ：スタニスラヴァ・ベリンスカヤ フリッツ：ワシリー・ストコルキン ドロッセルマイヤー：ティモフィ.ストコルキン コロンビーヌ：マチルダM.クシェシンスカヤ
作曲	：	P.I.チャイコフスキー
原作	：	E.T.A.ホフマン　くるみ割り人形とねずみの王さま アレクサンドル・デュマ（フェス）の翻訳版

バレエ台本（あらすじ）
　　

第一幕	ドイツのシュタームバウム家でクリスマスが祝われている。 　クララ（マーシャ）とフリッツの名付け親であるドロッセルマイヤーは自動人形の芝居を見せ、くるみ割り人形をプレゼントする。 　くるみ割り人形を気に入ったクララだが、フリッツがそれを壊してしまう。 　夜、12時を告げると くるみ割り人形が率いるおもちゃ達とネズミの戦争が始まる。クララはねずみの王さまに靴を投げくるみ割り人形を助ける。 お礼にお菓子の国へ招待される。
第二幕	クララはお菓子の国で金平糖の精とコクルーシュ王子に迎えられ、歓迎のお菓子の踊りを見る。

　

原作　くるみ割り人形　E.T.A.ホフマン　Nußknacker und MausekÖnig　/Casse Noisette（The Nutcracker）

クリスマス・イブ シュタールバウム家の子供たちｰフリッツ、末妹のマリーがプレゼントの部屋に入るのを待っていました。二人の名付け親　ドロッセルマイヤーは大きな箱をもって入っていったのでした。ドロッセルマイヤーは判事でしたが、機械細工が得意で、シュタールバウム家の時計の修理、機械細工のお城などを作ってプレゼントしてくれていました。 今年のシュタールバウム家の子供たちへのプレゼントは、マリーにお人形とままごと道具、そして絹のドレス、フリッツは木馬とおもちゃの兵隊、それに絵本。長姉ルイーズはもらったドレスをさっそく着てみせていました。 マリーはプレゼントの陰にあったくるみ割り人形に気づきます。 くるみ割り人形を順番で使っていた時、フリッツが大きなくるみを割らせて、くるみ割り人形を壊してしまいました。 眠る時間になり、マリーは　おもちゃを入れている戸棚に古い人形のトルート、そして今日もらったクララを置き、お人形のベッドにくるみ割り人形を寝せました。 時計がうなり声をあげ12時を告げます。 時計の上にいたふくろうは、いつの間にかドロッセルマイヤーに変わっていました。 やがて…７つの頭を持つネズミの王さまとネズミたちが現れ、人形たちと戦争を始めました。 マリーはねずみの登場に驚き、よろけて戸棚のガラス戸を割って怪我をしてしまいました。 やがて戦争は人形たちが不利になり、くるみ割り人形がやられそうになったその時、マリーは履いていた靴を脱いで、ねずみに投げつけました。 気が付くとマリーはベッドの上でした。 怪我をしたため、マリーはしばらくベッドにいるように言われます。 見舞いに来たドロッセルマイヤーは、マリーに「ピルリパート姫とかたいくるみ」のお話をします。 かたいくるみの物語 　 　ある国にとても美しいピルリパート姫が生まれました。 　しかし、王妃さまはおびえ、ピルリパート姫付の女官６人は６匹の猫をいつも抱いていました。 　ピルリパート姫が生まれる前、王さまは近隣の王たちを招いた大がかりな宴会を催しました。 　王さまの大好物のソーセージは、王妃自らが作ることになりました。 　王妃さまがソーセージのを作っていると、宮殿に長年住んでいるマウゼリンクス夫人が現れ、脂身を分けてほしいと嘆願しました。 　少しならばと王妃さまがマウゼリンクス夫人に渡すと、夫人の一族が大勢やってきて、ほとんどの脂身を食べてしまいました。 　出来たソーセージは脂身がとても少ないものでした。 　宴会で出されたソーセージを食べた王さまは、脂身の少なさに立腹、マウゼリンクス夫人を追い出すため、時計細工師ドロッセルマイヤーを呼び寄せました。 　彼の発案したネズミ取りで、マウゼリンクス夫人の一族は大勢捕まり、夫人はわずかに残った一族と共に宮殿をさりました。 　王妃さまに 　　おまえの姫君をかみ殺してやる 　と呪いを告げて。 　やがて姫君が生まれ、マウゼリンクス夫人が戻って姫を殺さないよう、ねこ一族を女官たちに抱かせることにしたのでした。 　ある日、うっかり女官全員、そしてねこ一族も寝入ってしまったのです。 　ふと女官の一人が目を覚ますとネズミが姫君のゆりかごをのぞき込んでおり… 　あわててネズミを追い返したものの、ゆりかごにいる姫君はみるも醜い姿になっていました。 　元凶のマウゼリンクス夫人の一族を殺した罪でドロッセルマイヤーが呼ばれ、姫を治さないと処刑すると王さまから命令が下りました。 　ドロッセルマイヤーが姫を分解すると、大きくなるともっともっと醜くなることしかわかりませんでした。 　占星術師に調べてもらうと 　　クラカーツクのくるみを　生まれてから一度もひげをそらず、長靴をはいたことのない若者が割り　それを食べれば元に戻る 　ことがわかり、占星術師とくるみを探すことになりました。 　15年探し回ったものの、クラカーツクくるみは見つからず、ドロッセルマイヤーは故郷を見たくなり、ニュルンベルグのいとこ　クリストファー・ツァハリス・ドロッセルマイヤーを尋ねると、なんと彼はクラカーツクのくるみを持っていたのでした。 　そして、占星術によってその息子がクラカーツクのくるみを割ることが出来る人物ということもわかりました。 　王国に戻り、王さまはくるみを割る人物を　－姫と国を与える－　というお触れをだし、宮殿に集めましたが、誰一人割ることができません。 　時計細工師ドロッセルマイヤーの甥っ子のドロッセルマイヤー少年は、見事クラカーツクのくるみ割り、そして呪われないための後ずさりの７歩の最後の１歩で飛び出してきたマウゼリンクス夫人を踏みつけ、その呪いで少年は醜いくるみ割り人形になりました。 　その姿を見たピルリパート姫は、少年ドロッセルマイヤーを追い出すように命じ、また王さまは時計細工師ドロッセルマイヤーと占星術師も追放しました。 　時計細工師ドロッセルマイヤーは、哀れな甥っ子が治るか占星術師に占ってもらうと、マウゼリンクス夫人の７人の息子が死ぬと生まれる７つの頭のネズミの王を討ち取ること、醜いくるみ割り人形の姿でも貴婦人が彼を愛すれば　元の姿に戻ると告げられました。 　そして醜いくるみ割り人形のドロッセルマイヤー少年はニュルンベルグの父の元におり、いまだくるみ割り人形のままなのでした。 　ドロッセルマイヤーが話し終えると、マリーはピルリパート姫の態度に怒ります、ドロッセルマイヤーはマリーにこう言いました。 　　ねずみの王さまにしっかり立ち向かうように 　と。 　何日かして、マリーが眠っているベッドに７つの頭を持ったねずみの王さまがやってきました。 　そして、シュガープラムとジンジャーブレッドを要求し、用意しないとくるみ割り人形を齧ってしまうと脅かしました。 　マリーは両親たちに話しても信じてもらえないと思い、要求されたお菓子を棚の前においておきました。 　翌朝、ネズミに食べ散らかされたお菓子を見たマリーの母親は驚きます。シュタールバウム家にはねずみなんて今まで出たことがなかったからでした。 　その晩、マリーの元に再びねずみの王さまが現れ、今度は砂糖人形とチョコレートを要求します。 　マリーは再び用意し、翌朝に母親は再びねずみが現れたことに憤慨し、フリッツがねこを入れる話をしましたが、ねこが嫌いなルイーズとねこに家の中をかき回されるのを恐れた母親はネズミ取りを仕掛けることにし、ちょうど家に来ていたドロッセルマイヤーにお願いをしたのでした。 　その晩、またネズミの王さまがやってきて今度はマリーの絵本と新しいドレスを要求しました。 　翌朝母親は、ネズミ取りにねずみがかからず途方に暮れていまいした。マリーは服や絵本を出してもまた何か要求してくるだろうと困惑しており、ふとくるみ割り人形を抱えると、くるみ割り人形がマリーに剣をほしいとお願いされ、マリーはフリッツにお願いして剣を貸してもらいました。 　夜中…マリーは今から大きな物音を聞きました、やがて部屋のドアをノックする音が聞こえ、マリーが戸を開けるとくるみ割り人形が７つの王冠をマリーに差し出しました。 　そして、マリーを美しい国へと招待しました。 　タンスの戸を開け、コートから伸びた階段を登ると… 　そこはキャンディの牧草地で、アーモンドとレーズンの門を抜け、の森を抜けオレンジ川とレモネード川が注ぐシロップ湖を見ながら砂糖漬けのシュガープラムやシトロンを屋根に飾ったジンジャーブレッド村の脇を通り、ボンボン街に。 　バラ水でできた川が注ぐ大きなバラ水の湖を貝の船で渡り、果物の砂糖漬け森を通り、お菓子の城へ。 　城下町にはバームクーヘンでできたオベリスク、オレンジやレモネード、ソーダ水の噴水があり、街にはアルメニア人、ギリシア人、ユダヤ人など世界中の人々がいました。 　そこにムガール帝国の大帝がやってきました。 　お菓子のアーモンド城は、最近大男に食べられたため、シナモンスティックの足場を組んで修理中でした。 　12人の真珠、ルビー、エメラルド、純金で飾られた小姓が、シナモンスティックの松明をもってくるみ割り人形とマリーを出迎えてくれました。 　４人の貴婦人…くるみ割り人形の妹たちがやってきて　マリーへお礼を良い、金銀でできた食器で次々とお菓子や料理を運んできます。 　料理を作るのが好きなマリーは自分も手伝いたいと申し出て、氷砂糖を砕きはじめたのですが、やがて瞼が重くなり… 　ベッドから落ちたマリーは人形の国の話をみんなにしますが、誰も信じてくれません。 　部屋からくるみ割り人形からもらった７つの王冠－ネズミの王さまの－を見せると、父親がどこから手に入れたのか問いただします。マリーが再び話をしても信じず、しかりつけられました。ドロッセルマイヤーがマリーがやってきて、マリーが２歳の時にあげたものと説明しますが、マリーはお人形の国の話をすることを禁じられました。 　ある日、今ではドロッセルマイヤーが大計を修理していました。人形の戸棚の前にマリーが座り、くるみ割り人形に自分はピルリパート姫のようなことはしないと話しかけるとマリーは座っていた椅子から落ち、気を失いました。 　目を覚ますと、ドロッセルマイヤーの甥が来ているといわれ、彼はマリーに砂糖菓子、フリッツに剣をプレゼントします。 　甥っ子のドロッセルマイヤーが人形の戸棚を見たいというので、マリーが連れていくと彼は自分を救ってくれたお礼を言い、マリーは花嫁になる約束をします。 　１年後　銀の馬が引いた金の馬車にのりドロッセルマイヤーの甥っ子がマリーを迎えに来ました。 　二人の結婚式では22,000の真珠とダイヤモンドでできた人形が踊り、マリーは今でも人形の国のお妃でいます。

コメント　という名の冗長文

あらすじはE.T.A.ホフマン(1776-1822)の原作「くるみ割り人形とねずみの王さま」の英語版とそれを元に翻訳して、バレエの原作としているフランスのアレクサンドル・デュマ（フェス　1824－1895）「ニュルンベルグのくるみ割り人形」の英語版、それとホフマンの方の日本語版を読んで、ホフマンの話を中心にまとめてみました。 ホフマンのドイツ語版は無料だったのでKindleで落としたけれど、お菓子の名前をモチーフにした部分は辞書頼みなので、出てこない　出てきても結局いくつかの種類が辞書に書いてあるので、本当は何のお菓子を指しているのかわからない状態でした。しかもデュマの場合ドイツ語（原作）→フランス語（改定翻訳）→さらに私はその英語版（翻訳？）で伝言ゲームに近いのでその間にその国の馴染みのお菓子に変形した可能性が高いです。 英語版同士でもシロップ湖がパンチ湖だったり。バームクーヘンでなく白と赤の砂糖クリームの塔だったり… ホフマンの話もデュマの話も大筋は同じですが、大きく？違うのは、デュマの方は　シュタールバウムではなくシルベルハウス、（ドロッセルマイヤーはそのままである）そしてバレエ台本しかり、フリッツとマリーの兄妹のみで長姉ルイーズが出てこない、ネズミの王さまの要求回数が少ない。英語翻訳でカットしている可能性もありますが、ほかにも人形の国とかお菓子をモチーフにしている村などの名前が違う…英語に翻訳の段階で変わったのか…ドイツで知られているお菓子→似たようなフランスのお菓子→似たようなイギリスのお菓子→（私）日本でこの英語で指すお菓子、実は原作のお菓子とまったく違う　かも　です。（だから伝言ゲームになってる） なお、デュマの方には　ドイツは新年にプレゼント交換するフランスと違い12月24日に行われている　との事がわざわざ書いてあります。 ツリーを飾るのもドイツのみの風習だったらしいので。フランスのデュマの本文にはツリーの説明があります。当時は説明が必要だったのでしょう。 （イギリスではビクトリア女王の夫　アルバート公　が持ち込んだ　という事らしいです） なお、ついでなので　ツリーの由来はケルトの風習から、また本文中には贈り物はサンタクロースではなく、イエス様から　となっています。 （誕生日を祝ってもらう人が祝う人にプレゼント？） 尚、サンタクロースの元になった聖人は古いですが、サンタクロースは１９世紀になってから。 おまけでいうと、クリスマスはもともとミトラ神（ゾロアスター教の神だがローマなど多方面で信仰されている）の祝日であり、キリストの誕生日ではないのであります。 以前読んだ考古学雑誌によると、ベツレヘムでの星の見え方から　9月ではないか　という事＋生まれたのはA.D.0年ではなく、B.C.２年頃…らしいです。 尚、時代がホフマン200年ほど前の、イエズス会の宣教師…ルイス・フロイスの日本史を読んだときに、日本でキリストの生誕を祝ったことが記載されています。 それによると　ツリーを飾ったわけでもなく、馬小屋のミニチュアを作ったでもなく、丸い盛り土をした偽墓を作り、そのまわりを巡った　とか… （まるで東北のアノ村で今もやっているアレのような…） バレエから離れてしまうので、戻して、 ドロッセルマイヤーの容姿は、同じ記載です。ハンサムでない、小柄、しわが多い、片目でアイパッチ、白いガラスのかつら…　ただし、デュマの方には５フィート８インチ　という具体的な身長が書いてあります。 他にも大筋は同じでも　ちょっとニュアンスが違うような部分も。 当初 日本語版のあらすじだけですまそうと思ったのですが、お菓子が連続して出ているのに突然「バラ色の川」というのは　もしかして、日本の子供にはマイナーな、ローズウォーターをそのまま訳さずに置き換えているのかな？という疑念があったので英語版も読んだら、私が見た英語版では確かにローズウォーターという表記でした。ローズウォーターは16世紀アメリカ大陸が発見されてバニラが西欧に導入されるまで、香りづけで用いられたそうです。ホフマンの時代は既にバニラは普及していたと思われますが、19世紀まで一般的でなかったなど書いてある本もあり、今風だとバニラの香りなのかも。（参考にしたのはお菓子の本です） さて、金平糖の踊り　の金平糖はフランス語でドラジェ、英語のシュガープラム。 原作にはそれに当たる登場人物はいません。ピルリパート姫、あるいはくるみ割り人形の姉妹がモデルかもしれませんが… ドラジェはアーモンドの砂糖掛け、シュガープラムは英語の辞書だとボンボン、キャンディ、辞書によっては金平糖。いくつかのお菓子の本を見てみると、シュガープラムは刻んだプラムを入れたアーモンドの粉末をはちみつで練って砂糖をまぶしたものを言うらしいのですが、ドイツのものでは無いみたいですが、プラム日本語でよく見かける赤いスモモではなく、プルーンの方の紫色のスモモを用いたお菓子がドイツでは非常に多いので、そのどれれかをイメージしているのかも… Zwetschgen rezepte　でググると色々なプルーンのお菓子が出てきます ジンジャーブレッド村　というのは　ドイツのレープクーヘンと思われます。 お菓子の家を作ったりすることもので、お菓子の家の村＝村中がお菓子の家でできていた　というイメージだったのでしょうか？ バレエの方に出てくるのは 　スペイン　チョコレート 　アラビア　コーヒー 　中国　　　お茶 　ロシア　　トレパック　クッキー 　フランス　キャンディケイン 　ジゴーニュおばさんと道化　キャンディとかボンボンみたい 　花のワルツ　ケーキに飾られたバラ菓子 　（諸説あり、一般的なのをあげました） ロシア　クッキーは、レープクーヘンの事らしいです。 キャンディケイン　羊飼いの杖の形の縞々キャンディ、ツリーにかざるもの。なので、羊飼いの踊り。 当時のお約束の民族舞踊を　お菓子で　という事だったと思いますが、お人形の国にも各国の人が…という記載があるので、あながち間違いではありませんが、今は各国のお人形　がほとんどでしょうかね。 スペインがチョコレートというのは、スペイン経由だったからでしょうか？　アン・ゴロンのアンジェリクがフランスで普及していないチョコレート（当時飲み物）を出す店で一旗あげていますが、スペインから来た正妃が愛飲していたということで流行ったともあるので、スペインのドリンク（当時は）だったのでしょうか。 花のワルツは　ケーキのバラ飾り（クリームで作られたアレ）らしいですが、原作にもバラ（ローズウォーター）の湖があるので、もしかしたら最初はそれがイメージなのかも。グリゴローヴィッチ版では、アラビアの踊りがインドの踊りになっていますが、本文中にお人形の国にムガール帝国の大帝の訪問という話も出ているので、こちらもおかしくは無いようです。 尚、バレエでは主人公がクララの場合がありますが、原作だとマリーの、クリスマスにもらったお人形の名前がクララですね。

資料編

	くるみ割り人形とねずみの王様 　岩波少年文庫		くるみ割り人形 　E.T.ホフマンのドイツ語版 無料です
	ニュルンベルグのくるみ割り人形 　A.デュマ ただし英語版です
	この資料では、金平糖の精を踊ったアントニエッタ・デレラがこの後バレエ史から消えその後が分からない　とありますが、補足しておきます。 アントニエッタ・デレラ　Antonietta Dell'Era（1861.2.16-1945.6.22） ミラノに生まれる(生年は2月10日なっている所もあります） ６歳でバレエを始める 1879年　ベルリン　オペラハウスと契約 1886年　夏休み中　サンクトペテルブルグで　コッペリア　サタネラなどを踊る 1887年　モスクワ　エルミタージュ庭園、ハリコフで踊る 1892年11月20日　眠れる森の美女　オーロラ姫で帝室劇場（現マリインスキー）でデビュー 1892年12月18日　くるみ割り人形プレミアで金平糖の初演 1893年1月16日　契約終了前にベルリンへ戻る ～1909年　ベルリンで踊る　1901年初演でシンデレラを踊る フェリス・マルソープと結婚（Dell'Era-MARSOPとなっている場合があります。） 本人の遺言でけがをして働けないダンサーなどの援助のための財団が遺産で設立されています。 DELL'ERA-GEDÄCHTNIS-STIFTUNG 本の発行が2014年なのですが、財団まであるぐらいなので、調査不足だと思うのですが…

	一応 マリインスキー系で		マリインスキー（旧キーロフ）だと レジニナとバラノフ
	こっちだとちょっと新しすぎ？		こちらは　ソーモワ、シクリャロフ版 マリーの１幕はバレエ学校生徒　コルシュノワ